2017年7月4日火曜日

高齢者のお食事と嚥下

こんばんは。
今日は、嚥下(えんげ)について少し。

ご高齢になると、誰しも嚥下機能が落ちてきます。
それは機能的なものなので、加齢と共に筋肉が落ちてくるのと同じ事です。

今まで食べていたご飯が飲み込みにくくなったり。
お茶でむせ込んだり。

無理して食べ続けても向上するものではありません。
それに、無理することでお食事が辛くなることもあります。

食べるのが億劫になり、食事量が減り、体重が減り。。。の悪循環。
食べたくても、うまく食べられないこともあるのです。

そこで食べてもらう為の一工夫。
◎水分が少ない物は飲み込みにくいです。あんかけ等にすると食べやすくなります。
◎水気が多いものでむせる場合は市販の「トロミ剤」でとろみをつけてみてください。
◎おかずが多少パサついても、主食がお粥だとスムーズになることもあります。

写真は当施設の「お粥・超きざみ食」です。
それぞれに適度なトロミがついています。






















ご家庭でここまで細かく対応することは難しいですが、
上記のようなちょっとした工夫をぜひ取り入れてみて下さい。

食事は本来楽しいものです。
いつまでも美味しく楽しいお食事を続けて欲しいと切に願います。

調理室





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